熱電対





○ 熱電対は二つの異なった金属線の一端を溶接又は銀ロー付した 閉回路ででき、この二つの
   接点間に温度差があると、常に温度差 に比例した熱起電力が発生して閉回路に電流が流れ
   ます。 この熱起電力を計器に表示して温度との関係を目盛にしたものが 熱電温度計です。
○ 熱電対は一般に熱電対素線、絶縁間、保護管、端子箱等で構成 されていますが、最近多く
   使われるようになったシース熱電対の 様に、ステンレス鋼などの保護管内に、マグネシヤ又
   はアルミナ 等の粉末で絶縁された熱電対素線をマウントした物も有ります。


種類と形状
TC (ストレート形)
TO (TO形)
TSC (ねじ込み形)
TB (シース形)
TFC (フランジ形)


取付方法 形 番 保護管材質 保護管の太さ 保護管の長さ
ストレート形 TC SUS304
SUS316
SUS310
※6〜22oφ
  1o単位
※100〜1,000o
  50o単位
ねじ込み形 TSC
フランジ形 TFC
TO形 TO
シース形TB TB

呼び方
 
 T □□□C□□□□□φ□□□ − ねじ込み型はR□又はG□B□□□□
  @ A    B    C     D    E       フランジ型は□K  F    G    H

@、熱電対
A、取付け方法(ストレート、ねじ込み、フランジ)
B、端子箱(1、2)
C、保護管材質(SUS304等)
D、保護管太さ
E、保護管長さ
F、R(旧PTネジ)、G B(旧PFネジ)のサイズ
G、素線材質
H、素線太さ


 TO□□□□□φ□□□□□□□
   @   A     B      C     D    E

@、TO型熱電対
A、保護管材質(SUS304等)
B、保護管太さ
C、保護管長さ
D、素線材質
E、素線太さ


 (例) フランジ型の保護管SUS304、長さ1,000o、太さ22oφ、フランジサイズJIS5K
      素線鉄・コンスタンタンの時

    TFC 1−316−22φ−1000−5K-j (IC)1.6


熱電対の規格 ※JIS 1602-1995に基づく

記号 組成 素線径
(o)
常用温度
(℃)
最高温度
(℃)
階級 測定温度
(℃)
許容差
PR 白金・白金ロジウム 0.5 1,500 1,700 0.5 600〜1,700 ±4℃又は測定温度の±0.5%
0.5 1,400 1,600 0.25 0〜1,600 ±1.5℃又は測定温度の±0.25%
0.5
CA クロメル・アルメル 0.65
1.00
1.60
2.30
3.20
650
750
850
900
1,000
850
950
1,050
1,100
1,200
0.4 0〜1,000 ±1.5℃又は測定温度の±0.4%
0.75 0〜1,200 ±2.5℃又は測定温度の0.75%
1.5 −200〜0 ±2.5℃又は測定温度の1.5%
J IC 鉄・コンスタンタン 0.65
1.00
1.60
2.30
3.20
400
450
500
550
600
500
550
650
750
750
0.4 0〜750 ±1.5℃又は測定温度の±0.4%
0.75 0〜750 ±2.5℃又は測定温度の0.75%
CC 銅・コンスタンタン 0.65
1.00
1.60
200
250
300
250
300
350
0.4 0〜350 ±0.5℃又は測定温度の±0.4%
0.75 0〜350 ±1℃又は測定温度の±0.75%
1.5 −200〜0 ±1℃又は測定温度の±1.5%

※ 本仕様は改良のため予告なく変更する事があります。 

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